文化・芸術

2012年1月11日 (水)

雪景色の中の出会い

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遅ればせながらあけましておめでとうございます。
松の内もあっと言う間に過ぎてしまった感あり。
早くも今日は鏡開きです。
今年初の作品展に行ってきました。
「雪景色の中の出会い」と題した日韓の5人によるテキスタイル展。
場所は冬に開廊するのはめずらしい「GALLERY門馬」の本館とANNEXでした。
写真は出展者のお一人加藤裕子さんの作品です。
使い古した緋毛氈を素材とした立体作品で発色も見事、まさにタイトル通り背後の雪景色に中でひときわ映えていました。

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2011年9月24日 (土)

岡本信治郎展「空襲25時」

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先日、渋谷区立松濤美術館の岡本信治郎展「空襲25時」へ行ってきました。
同展のリーフレットからそのまま転載します。

 岡本信治郎(東京生まれ、1933-)は独学で絵画を学び、1950年代半ばからアンデパンダン展に出品、個展などを通して次第に注目を集めるようになりました。フラットでクールな線と明るい原色で、下町のポピュラーカルチャーからや美術、宗教、歴史など幅広く主題を選び、ユーモアとレトリックを駆使して社会への評言を描きだしてきました。
本展は、画家が長年あたためてきた戦争をテーマにした新しい桜図を中心に、未発表作品約40点を一挙に紹介し、敗戦後60年余を経て戦争と平和を改めて問おうとする試みです。少年の眼差しを交えて岡本信治郎が提示する、「見る絵画/読む絵画」をぜひご覧ください。

東京の住人も呆れるほどの厳しい残暑の中でしたが、緩やかな曲線が特長の建物(設計、白井晟一)の壁面を埋める作品を一見して、100号を超える緻密な描線の迫力に圧倒される思いでした。

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2011年7月27日 (水)

名曲の楽しみ 吉田秀和展

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先日小樽文学館で開催されている「名曲の楽しみ 吉田秀和展(7月31日まで)」に行って来ました。
小樽と吉田秀和との関わりは父親の仕事の関係で一家で小樽に転居、小樽中学校で2年まで伊藤整に英文法などを教わったことや、東京に戻ってからは古平出身の詩人吉田一穂を知り、深い影響を受けるなどいろいろとゆかりの深いものがあったところからのようです。
現在97歳と高齢にもかかわらずその明晰な解説ぶりはいつもNHKーFMで楽しみにしています。
今回小樽での同展にはさすがにご本人は来られなかったのですが、展示を通してその片鱗に触れられたのは何よりでした。
会期中の企画として記録映像の上映がありこれが素晴らしかった。この映像は3年前、鎌倉文学館の一室で20人という少人数を前にして氏自らがCDをかけ、解説するというものでした。中でも印象的だったのがグレングールドのバッハ ゴールドベルク変奏曲の話で音楽に対する氏の原点とも思える他を追随しない独自の姿勢を垣間見た感あり、でした。

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2011年7月15日 (金)

第16回かがり火コンサート


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海峡を隔てて津軽半島を間近に臨み、道南の松前矢越道立自然公園に位置する福島町は、12世紀初めに奥州藤原一族が定住したとされる道内屈指の歴史と秘境の町。千代の山、千代の富士とふたりの名横綱を輩出したことでも知られています。─かがり火コンサートちらしより─
北海道ではめったに聞くことのできないヒグラシの鳴き声と境内のかがり火が興を添える中、梅津和時 KIKI-BANDを聞いたのが始まりです。その後毎年通い出してかれこれ10年になりました。
16回目となる今年は「ココぺリ」。さてどんな“音”(プロデュースはNMA)と出会えるか楽しみです。


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2011年2月22日 (火)

うただより 今井和義歌集

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一昨日、札幌の小さな画廊「ギャラリーたぴお」でこれまた小さな集まりがあった。
案内には「“八田さん”を囲んで今井さんの話をしませんか?」とあり、副題は「今井和義さんの歌集が作られました」というもの。
この中に現在は岩手県釜石市に住む上條千裕さんが一文を寄せている。

「2004年2月に他界した美術家で歌人の今井さん。
10数年前の今井さんとの出会い・交流を大切にされて、「供養に」と、歌集を作られたかたが八田さんです。
今井さんが生前残した個人通信「うただより」を6年余りの歳月をかけて本にまとめました。
現在の八田さんの勤務地は広島県。住まいは京都。
遠く離れた土地で、時を経ても、今井さん(ひいては、北海道)の記憶を大切にしてくれる、情の深さ・熱さに、頭が下がります。
このたび歌集の完成にあたり、八田さんが札幌にやってきます。
もしよかったら、ひととき八田さんを囲んで、お話しませんか?」

オンデマンドによる限定少部数、非売品というのがいかにも惜しいと思われる素晴らしい歌集に仕上っている。
今井さんと言えば、今回の会場でもある「ギャラリーたぴお」で毎回のごとく痛飲し、かなりの酩酊ぶりを真っ先に思い出すのだが(こっちも似たようなものだが)、この歌集によってあまり知られていないと思われる歌人としての一面が鮮やかに浮かび上がってくるようで嬉しいかぎり。
歌集の最後に八田二郎さんは「風狂の人」と題する補遺の冒頭

日食の如く曇れる雑踏でラスコリーニコフと二度すれ違う

を引き、ドストエフスキーの「罪と罰」をなぞった作品だが、三鬼の「露人ワシコフ叫びて石榴打ち落とす」をふと思い出す佳作で一番僕の好きな歌だ。と述べているがこの一文も全部紹介したいほど良い。

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2011年1月 8日 (土)

本二題。『サーカスが燃えた』・『メディア・アート創世記』

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いただいた年賀状の中に、出版に関する話題にふれたものがいくつかありました。
そこでそのうちの2点をご紹介します。
まず1点目は、イラストレーターの佐々木美保さんからのもので、
iPad向け電子書籍『サーカスが燃えた』です。
これは昨年1月に『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞した作家・佐々木譲氏の実際の体験をもとにしたもので、ご本人の佐々木美保さんが絵を担当されてます。
いまiPad配信の無料アプリケーションとしてたいへん好評のようです。http://www.appbank.net/2011/01/02/iphone-news/205763.php
もう1点は昨年10月、傘寿を目前にして新著を出された坂根厳夫さんのものです。
科学と芸術の出会い『メディア・アート創世記』(工作舎)。
名著『遊びの博物誌』や、様々な展覧会、IAMASの設立などを通じて、サイエンス、アート、デザインの領域を縦横に往来され、現在は多摩美の情報デザイン学科の客員教授をされています。
文面に「永年、科学と芸術の境界領域を追ってきた私自身の回想記にもなっています」とありました。
税込価格 3360円と少々値ははるのですが、新年早々手にしたい一冊となりました。

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2010年11月19日 (金)

長谷川潾二郎の「猫」

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つんどく本の一冊だった『洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵』求龍堂刊、をぱらぱらと見ていたら一枚の絵が目に止まった。
まず「バラ」と題する絵でなんとも見事な一枚。が、これは初めて。次に「猫」。この絵は以前にも何回か目にしたが今回ほど強く目に飛び込んできたことはなかった。
作者は長谷川潾二郎。
洲之内徹は「絵の中の散歩」中で

“「猫」の絵だけは、六年前にもう完成していた。……
すると長谷川さんは、まだ髭がかいてないからお渡しできませんと言った。言われてよく見ると、なるほど髭がない。
「では、ちょっと髭をかいてください」
と、私は重ねて頼んだ。
すると長谷川さんはまたかぶりを横に振って、
猫が大人しく坐っていてくれないとかけない、
……こういう恰好で寝るのは年に二回、春と秋だけで、
だからそれまで待ってくれ、と言うのであった。”

おもしろい!も少し長谷川潾二郎を知りたいと思っていた矢先、「森彦」円山本店で手にした『美術ペン131』に「函館発 モダニズムから孤高へ 長谷川潾二郎展」によせて と題して北海道立函館美術館主任学芸員の大下智一氏が一文を寄せていた。

“テレビ、雑誌をはじめ、さまざまなメディアに取り上げられるなど、近年再評価の高い長谷川潾二郎。時が止まったような、そして日常のなか一瞬の夢をかいま見るような独自の絵画世界は、見たものに忘れがたい印象を残す。猫が同じポーズをとるまで何年も仕上がらなかったという。伝説のような逸話を持つ《猫》は、単純化した色彩と形態。そして対象への愛情が見事に同居した傑作である。”

数日のうちに「猫」に関する一文を目にする不思議。これぞまさしくシンクロニシティ。最近こういうことが多い、ような気がする。


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2010年10月10日 (日)

榊莫山の文鎮


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6日の朝刊、「書道界の異端児、84歳 榊莫山さん死去」。
そんな新聞記事に接して久しぶりに書棚から一冊引き出してみた。
パラパラとめくっていると見覚えのあるものが目に飛び込んできた。それもそのはず、日頃机上にあって馴染みの文鎮なのだ。
しかしこの文鎮が莫山先生の作とは今回とくと比べ合わせてみるまで迂闊にもまったく承知していなかった。
この『路傍の書』の奥付をみると昭和61年(1986)とあるから少なくとも20年以上書棚にあったわけ、一方の文鎮はというと定かではないが手元に来て優に十年以上にはなるだろう。ある書道具店で目にして即買い求めたのは覚えている。
とにかく持ち重りのするズシリとした手応えやらボディを表す線刻と顔・乳首の点の突起のバランスなど見事なのだ。これからも愛でつつ用います。合掌

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2010年7月31日 (土)

三次元映像のフォーラム(2)

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2010年7月28日 (水)

三次元映像のフォーラム(1)

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