映画三本三昧
『クレイジー・ハート』
『弁護士布施辰治』
『十三人の刺客』
先週の土曜、お気に入りの映画館「蠍座」で三本を立て続けに観てきました。二本立てはちょいちょいですが、さすがに同時に三本はいかがなものか?です。
カミさんも大の映画好き、この愚行ばなしを持ちかけると「やってやろうじゃないの!」と大乗り気。還暦をはるかに過ぎた同い歳の無謀カップルが挑戦することになりました。
この歳になるまで三本立て続けはありませんが、カミさんの方は芦別にいた小学生時代には近くの映画館で朝から晩まで観っぱなし、ということもあったとかで「ひばり捕物帳」などの境駿二が特にお気に入りだったようです。半世紀+10年になんなんとする昔の話ですが…。
上映時間は3時から9時半の6時間あまりの長丁場、休憩時間は各10分。
一本目は『クレイジー・ハート』。落ち目のシンガー、バッド・ブレイクを演じたジェフ・ブリッジスが渋い。地方紙の女性記者でバッドの取材が縁で知り合うことになるジーン役のマギー・ギレンホールも印象的。
二本目は『弁護士布施辰治』。自主上映が主で一般館はここが初めてというドキュメンタリー。かの「富国強兵政策」下、「世の中に一人だって見殺しにされていい人はいない」の信念で日本の侵略行為の中で弾圧・迫害を受けた朝鮮人民の生存と自由のために命をかけた弁護士の話。こういう作品をかけるのも「蠍座」ならでは、です。
さて普通なら二本目が終わったあたりでシリも痛くなり疲れも覚える頃ですがまったくそんな兆候もなし。(ここのシートは素晴らしい!)
三本目は『十三人の刺客』。監督は三池祟史。一番金をかけたと思われる後半50分に及ぶ“マンガチャンバラ”シーンさえ何とかすれば、なかなかの一本と見るのは、へそ曲がりが過ぎるか?
三本ともまったく傾向の異なる作品だったこともあるのか愚挙も無事完遂しました。やれやれ。
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コメント
映画館へは数十年のご無沙汰ですが、オールナイト全盛の頃、
家内と「人間の条件」全編を見たことがあります。出てきたときは朝でした。
TV画面が当たり前になった今、ゆっくり本物の映画を鑑賞したい気分になる今日この頃です。
投稿: Funahashi | 2011年2月13日 (日) 19時56分
Funahashiさま
ごぶさたしてます。
そうですね、映画といえばいまや家での鑑賞が当たり前の感ありですが
やはり映画館は足を運ぶだけのものはある、といつも思います。
で、それがまたやみつきにもなるのですが(笑)
投稿: giichi | 2011年2月14日 (月) 10時46分